小林衣美子さん
主幹保育教諭
2000年度入社
高崎保育専門学校卒
保育士になろうと思ったきっかけは?
仕事の中で、特に大切にしていることはありますか?私は保育園出身で、その当時の担任の先生に憧れて、『先生みたいになりたい』と思ったことがきっかけです。
当時私の親は共働きだったため遅い時間まで保育園で過ごしていました。当時の私は、友達と話していてもいつも聞く側で、あまり自分の気持ちを声に出して伝えることが得意ではありませんでした。そんな時に、担任の先生が声を掛けてくれたり、心配してくれたり、友達の輪に入れるように誘ってくれたりしてくれて、そのお陰で内気だった性格を変えることができました。その時の先生に対する感謝の気持ちが今でもとても強く、『私も子ども達の支えになるような存在になりたい』と思うようになり、保育士を目指しました。
仕事の中で、特に大切にしていることはありますか?
仕事の中で一番大切にしているのは、『信頼関係』です。子どもに対しては、子ども一人ひとりと深い『信頼関係』を作るために、子ども一人ひとりの姿や表情、言葉の中から、その子に必要な関わりを探り、言葉で伝えられない気持ちを代弁したり、手を差し伸べたり、時には見守ったりしています。もちろん、保護者との『信頼関係』の構築も大変重要です。保護者と日々の子どもの姿を共有し、同じ目標に向かって子育てができるよう、コミュニケーションを大切にしています。また、職員間では、経験年数に関係なくそれぞれの保育士の気づきを共有するようにしています。そうすることで、自分の視点を伝えるだけでなく、自分では気付けなかった視点や子どもの見方を得られるため、学び合える関係性を築けるようにしています。お互いの視点を共有し、同じ目標を掲げて保育をすることが、より良いチームワーク・より良い保育に繋がり、その積み重ねが『信頼関係』に繋がると思うので、今後もコミュニケーションを大切にしながら、共に学び、高め合える関係を築いていけるようにしていきたいと思います。
行田こども園の良いところはどんなところですか?
私は、この法人の『親子の未来に繋がる幸せづくりを追求します』という理念が大好きです。行田こども園では、親子の愛情や信頼関係が深まる機会として、保護者が年に1度保育士として一日保育に参加する『一日保育教諭(保育士)体験』という行事を行っています。この体験は、私たち保育士にとっても保護者とじっくり話し合い、子どもの育ちや目標を共有できる貴重な時間となっています。保育の仕事に携わって16年経ちますが、乳幼児期に親子がしっかり向き合って深い信頼関係を築くことがその後の子どもの育ちに大きく影響することをたくさんの子どもや保護者の方々から学びました。そんな多くの親子の育ちを実際にみて経験をしているからこそ、私は保育者として、子どもや保護者としっかり向き合って、『子どものために何ができるか』を考えて保育を行えるこの環境に魅力を感じています。
それ以外にも、自分のスキルアップのために園内研修やキャリアアップ研修等の県外研修への参加もできるので、保育士としてだけではなく、人として成長しキャリアを積んでいける環境が整っているところも魅力的だと思います。
今どのような役割を持って仕事をしていますか?
今は主幹保育教諭として、全クラスのマネジメントを行っています。クラス担任間のみでなく各クラスの担任同士がコミュニケーションをたくさん取って協力し合えるような環境作りを目指し、クラスの子ども一人ひとりの目標を共有して、発達に合った保育の仕方を統一できるように心掛けています。
これからどんな保育士を目指していきたいですか?
3歳以上児クラスのリーダーと協力して、子どもの育ちを見通した保育ができるようにしていきたいと思います。あとは、職員一人ひとりが持つ個性が存分に発揮できるような環境を作れる保育士になりたいですね。何か課題が出たり、相談事があったりした時に、しっかり支え合って、保育を一緒に喜び合えるような保育の仲間を育てていきたいと思います。
何年経験しても、日々子どもや保護者、職員から学ぶことがたくさんあります。このような日々に刺激を受けながら、今後も一人の保育士として成長していきたいと思います。