2020.07.31

令和2年度1学期が無事に終了しました。

令和2年度は、昨年度3月以降のコロナ禍を受けて、保護者の皆様には登園自粛のお願いした中でのスタートとなりました。

6月1日より、感染防止対策を講じた上で通常教育・保育を開始し約2カ月が経ちましたが、新たな園生活の定着を図る中で、保護者の皆様にもご協力を頂きながら子ども達は毎日お友達や保育者と共にたくさんの刺激を受けながら健やかな成長を見せてくれています。

引き続き、子ども達一人ひとりの健やかな発達を促せるよう、感染防止対策を施しながら職員一同力を合わせて教育・保育を行っていきます。

さて、しばらくHP上でのお知らせを自粛しておりましたが、1学期の子ども達の様子を少しお伝えできればと思います。

かめ組0・1歳児クラスの子ども達です。入園当初は、お父さん・お母さんからなかなか離れられず、悲しい表情をしていた子ども達でしたが、今では「バイバイ」と笑顔であいさつして入室できることも増えてきました。園の生活リズムにも慣れ、外でたくさん体を使って遊び、お友達や保育者との会話を楽しみながら生活をしています。基本的生活習慣では、日々積み重ねていく中で少しずつ定着してきており、子どもが進んで行う姿も見られてきました。「乳児の1日は、大人の10年」に匹敵すると言われるほどこの時期の子ども達の成長は著しいので、一人ひとりの発達をしっかりと捉えながら、適切な遊び環境を提供していきたいと思います。

あひる組2歳児クラスの子ども達です。雨続きの中でも園庭にできた水溜まりでダイナミックに遊ぶ姿が見られます。言葉の発達も著しく、お友達同士のコミュニケーションも一層増えてきています。クラスでは、お友達や保育者とのやり取りを通して、子ども自身が自分の意志や欲求を言葉で表現し、コミュニケーションを楽しめるように関わっています。2学期以降も、子ども達が様々な活動を通してお友達や保育者と一緒に遊ぶことの楽しさを感じられるように環境を整えつつ、基本的生活習慣の習得に向けて子どもの「自分でやりたい」という気持ちを大切にしながら、適切な援助ができるように関わっていきたいと思います。

うさぎ組3歳児クラスの子ども達です。お当番活動では率先して畑で栽培している野菜の水やりや収穫をしてくれます。また、2歳児クラスに比べて戸外で遊ぶ時間も増え、きりん組・ぞう組のお兄さんお姉さんの刺激を受けて園庭にある様々な固定遊具にチャレンジしています。うさぎ組からはメロディオンの練習も始まり、子ども達が真剣に取り組む様子も見られました。

また、1学期は基本的生活習慣を身に付けられるよう、「身の回りのことを自分でする」ということを大切にしながら関わってきました。2学期以降も引き続き子ども達の習慣となるよう日々経験を積み重ねていきながら、子ども達が自信を持って園生活を送れるようにしていきたいと思います。

きりん組4歳児クラスの子ども達です。ラダーを使って色々なステップに挑戦したり、戸外での遊びも園庭を走り回りながらよりダイナミックに子ども達が遊びを展開し、子ども達が満足感や充実感、達成感を感じながら遊んでいる様子が見られました。また、集団生活や友達とのコミュニケーションの中では、自分の意思が通らず葛藤を味わう場面も見られましたが、その都度保育者が子ども自身で気持ちを切り替えられるように関わったり、友達と相互に気持ちを伝え合う中で自分の気持ちを分かってもらえるように表現したり、相手の気持ちを理解しようとしたりする様子が見られています。

ぞう組5歳児クラスの子ども達です。就学前の集大成として、園生活や様々な遊びを通して小さいころから少しずつ積み上げてきた基本的生活習慣の定着、集団生活の中でお友達との人間関係の調整の仕方などの学びを重ねています。また、畑で収穫した夏野菜をみんなでクッキングしたり、吊り輪でぶら下がり競争をしたり、新聞紙遊びをしたりと、子ども達が様々な遊びを通して満足感や充実感を味わい、思いを共有・共感している様子が見られています。

梅雨明けまでまだもう少しかかりそうですが、夏の到来を心待ちにしつつ、2学期以降も、引き続き感染防止対策を講じながら「子どもにとって」を合言葉に、職員一同子ども達一人ひとりの健やかな育ちを支えていきます。